上塩屋電停は塩造りと刀造りの里。

上塩屋電停の周辺案内。

 

 

 

上塩屋(かみしおや)停留所
鹿児島市の東谷山にある
鹿児島市電の電停です。

 

鹿児島市電の
谷山線にある電停で
専用軌道を路面電車が走ります。

 

国道225号線と
並行して走る市電です。

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次が終点の谷山駅。

 

この谷山線は、
武之橋電停から、
谷山駅までの路線になります。

 

 

上塩屋の電停です。

 

 

上塩屋電停の、
次の電停は、
終点の谷山駅になります。

 

ですから、
日本の路面電車の駅では、
2番目の南にある電停となります。

 

 

上塩屋の次が終点の谷山駅。

谷山駅は本土最南端の電停。

 

 

昔は、塩造りの村。

 

上塩屋電停の辺りは、
名前から分るように、
に関係がある土地でした。

 

江戸時代は、
谷山郷の塩屋村と呼ばれていました。

 

当時の住民は、
農業と塩造りの、
半農半塩でした。

 

上塩屋電停の近くには、
塩造りを伝える神社があります。

 

 

昔は、塩造りの村でした。

 

 

塩釜神社(塩釜大明神)

 

塩釜大明神と呼ばれる、
小さな神社が、
ひっそりと建っています。

 

塩釜(しおがま)神社は、
製塩や漁業の神様として、
地域の住民から信仰されてきました。

 

 

塩釜神社(大明神)です。

 

 

ちなみに、
新屋敷電停近くにも、
塩造りの神様がいますよ。
新屋敷停留所と塩竈神社の御朱印。

 

塩釜神社の小さな境内は、
地域の方が掃除をされて、
いつもきれいに保たれています。

 

あのラサール学園も近い。

 

塩釜神社があるのは、
あの有名な進学校の
ラサール学園のほんの近くです。

 

 

鹿児島の進学校・ラサール学園。

 

 

ラサール学園は、
中学・高校の男子校で、
全国から頭の良い生徒が集まります。

 

 

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刀造りもありました。

 

市電の線路より、
海側に塩釜神社があり、
塩造りが行われていました。

 

市電の線路より、
山側にも江戸時代の、
ものつくりの碑が残っています。

 

そのつくっていたものは、
何かといいますと。
それは、なんと日本刀なのです。

 

波之平刀匠の遺跡。

 

この谷山は、
平安時代から明治の初期まで、
刀匠の里として栄えてきました。

 

谷山の山側は、
刀造りに適していたのです。

 

この地には、
刀造りに必要な砂鉄や、
火力となる木炭、
それに湧水がありました。

 

 

波之平刀匠の遺跡です。

 

 

波之平は、名刀。

 

波之平の名前は、
嵐の海に刀を投げ入れ、
祈ったところ静まった逸話から。

 

一条天皇の御刀を作ったことから
名刀として、
知られるようになりました。

 

伝説の名刀には、
笹貫(ささぬき)という名前も、
お隣の笹貫電停の由来か。
笹貫電停の近くのみまつパン。

 

波之平刀匠の遺跡には、
刀造りに使った湧水が、
今でも当時をしのばせてくれます。

 

 

今でもこの社から水が湧きます。

 

 

上塩屋電停の今。

 

上塩屋電停の付近は、
塩造りや刀造りなどの、
藩政の頃の遺跡が残っています。

 

現在の電停の周りには、
大型のショッピングモールや、
商業施設が増えています。

 

そんな昔と今が、
交差する上塩屋電停を
今日も鹿児島市電が走っています。

 

 

上塩屋電停を市電が走ります。

 

 

上塩屋(かみしおや)電停
鹿児島市東谷山1丁目
所属路線 鹿児島市電1系統
線路名称 谷山線

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