二軒茶屋電停に現代の茶屋を見つけた。

二軒茶屋電停を紹介します。

 

 

 

鹿児島市電の谷山線に、
ちょっと気になる電停があります。

 

二軒茶屋電停
昔々、ここに二軒の茶屋があったとさ。

 

だれでも
電停の名前の由来が分るほど
簡単に付けられた電停名です。

 

今でも
その二軒の茶屋が残っているのか
確かめに行ってきました。

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谷山線の特徴がはっきり。

 

鹿児島市電の谷山線の特徴は、
JR指宿枕崎線と、
平行して走っていることです。

 

その特徴が、
はっきり出ているのが、
この二軒茶屋電停なのです。

 

 

二軒茶屋電停のユートラム。

 

 

まさに市電とJR線が、
隣り同士になっているのです。

 

お互いの踏切と警報機も、
隣接していますので、
二つの警報音が競うように鳴ります。

 

 

市電とJR線が隣り同士です。

 

 

住宅地に近いのも特徴です。

 

谷山線の特徴のもう一つは、
人家に近いという事です。

 

二軒茶屋電停の後ろの高台には、
電停の近くから坂の上まで、
住宅地が広がっています。

 

ですから、
この二軒茶屋電停の踏切には、
多くの住民が行き来するのです。

 

 

電停の後ろの高台は住宅地です。

 

 

以前は、踏切がなかったのです。

 

二軒茶屋の電停に行くには、
山側の方々は、
JR線の線路を渡らなければなりません。

 

しかし、JR線の線路には、
2010年まで何と踏切がなかったのです。

 

そのために、
歩行者は、市電やJRの列車に、
最大の注意を払って渡っていました。

 

 

二軒茶屋電停の横をJR列車が走ります。

 

 

やっと踏切が設置されました。

 

そんな危険な場所ですので、
やはり死亡事故が起こってしまいました。

 

事故が重なった時に、
町内会の陳情もあり、
ようやく2010年に踏切が設置されました。

 

 

踏切が出来ても注意が必要です。

 

 

二つの線路が並行して、
二つの踏切が隣接する、
特殊な事情を考慮しているのか。

 

二軒茶屋電停には、
注意を促す案内や、
非常用のボタンが目立ちました。

 

 

注意喚起や非常ボタンが目立ちます。

 

 

城下町の入口にありました。

 

ところで、
名前の由来になった、
二軒の茶屋があった頃。

 

この場所は、
指宿や知覧などの南から、
薩摩の城下町に入る入口でした。

 

谷山旧街道を、
行き交う人々が、
二軒の茶屋で休んだのでしょう。

 

 

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電停近くで茶屋を探しました。

 

その茶屋が一軒でもないかと、
電停周辺を探しました。

 

すると、
二軒茶屋電停のすぐ下を走る、
谷山旧街道の角にありました。

 

そこは、
昔の茶屋の雰囲気はない、
オシャレなカフェです。

 

 

現代の茶屋はカフェになりました。

 

 

昔の茶屋は、
今のカフェになって、
実際に茶屋が残っていました。

 

入口から、
二軒茶屋の電停が見えます。
駐車場は、3台程の小さなお店。

 

 

カフェは二軒茶屋の電停の前です。

 

 

 

カフェ&キッチンServanto。

 

カフェの名前は、
Servant、(サーバント)
何ともオシャレ名前です。

 

早速、入ってみました。
カウンターがとても落ち着きます。
グワテマラ豆のコーヒーを頂きました。

 

 

現代の茶屋で一休み。

 

 

食事も出来ます。
自家農園の、
有機野菜を使っているそうです。

 

 

有機野菜を使った食事もできます。

 

 

ちょっと気になったのが、
お休みの日が多い事。
現代の茶屋は、ゆったりしています。

 

ホームページもあるので、
お休みの日は確認してくださいね。
cafe & kitchen Servant

 

 

二軒茶屋電停を走ります。

 

二軒茶屋電停は、
市電とJRの列車が、
ひんぱんに行き交う電停でした。

 

踏切が二つもあって、
警報音がうるさく感じることも。

 

 

谷山行きと鹿児島駅行きの市電。

 

 

でも市電や列車が、
過ぎ去った後は、
静かなひと時が訪れます。

 

そのひと時の静寂に、
昔は賑わったであろう、
二軒の茶屋に思いをはせるのです。

 

 

市電が過ぎ去ると静寂が訪れます。

 

 

二軒茶屋電停
鹿児島市宇宿1丁目
所属路線 鹿児島市電1系統
線路名称 谷山線

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