騎射場電停の周辺は鹿児島大学の学生街です。
荒田八幡電停の次は、騎射場(きしゃば)という電停です。騎射場は、電停より山手の方に鹿児島大学の郡元キャンパスがあり、桜島側に下荒田キャンパスがある学生のまちなのです。
騎射場電停の騎射場(きしゃば)の由来です。
騎射場電停のある場所は、薩摩藩の時代には、砂浜と松の木が茂る海岸線でした。そこで、島津家の藩主の騎射(きしゃ)の練習場でした。
流鏑馬(やぶさめ)は、走る馬の上から的をめがけて弓を放つものですが、その流鏑馬の騎射の練習の場で、騎射場という地名が生まれました。
騎射場の電停です。
騎射場電停周辺は静かな学生の街です。
騎射場電停より鹿児島大学の郡元キャンパスの正門まで一直線の道が続きます。その途中には、緑に囲まれた騎射場公園があります。公園では、近くの保育園児たちの元気な声が聞こえます。
きしゃば公園を進むと鹿児島大学に突き当たります。
また、学生街のために飲食店も多く、安くてうまい定食や居酒屋が沢山あります。なかでもどんぐり横丁と呼ばれる飲食街は、昔からあるため、レトロな雰囲気があります。
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騎射場にはどんぐり横丁がありました。
私も若いころは、よく行ったものです。当時通っていた店は食堂でしたが、焼酎も出してくれました。定食のおかずを肴に夜遅くまで飲み明かしたものです。
当時の客は、それぞれのノートを店に置いていて、それに今夜の代金を記入するのです。そして、まとまったお金が入ると、支払いにくるのです。当時は、そんな人情の店が多かったのです。
今は、どんぐり横丁は横丁ではなくなりました。
今でもそれらのフレンドリーさは引き継がれています。さらに、どんぐり横丁の周りには、オシャレな都会的な店も増えてきました。
またここの騎射場の店は、夜遅くまで空いている店も多く、天文館あたりで飲み足りないのんごろ(鹿児島弁で酒飲みのこと)も顔を出すのです。
オシャレな店も増えました。
鹿児島大学の郡元キャンパスがあります。
鹿児島大学の郡元キャンパスは、総合大学のために様々な学部があります。中には、農学部もあり演習用の畑や森もあり、街中から一歩足を踏み入れると自然豊かな緑が広がります。
鹿大(かだい)鹿児島大学の正門です。
また、工学部の敷地には、イチョウの並木が続き、秋になると黄色に色づきた木々がきれいです。そして、散った葉っぱが見事な黄色いじゅうたんを作ってくれます。
騎射場電停の周辺は、緑の豊かな学生のまちです。あなたも騎射場電停で降りて、鹿児島のまち歩きを楽しんでみませんか。